喫茶店ファミーユ 電波世界支店

美少女ゲームオタクがあれこれ書きます。

鍵のない錠とは何であるか

そもそも論

 

どうもみなさんコンドルワ。のすさんです。

桜がもう少しで咲く季節になりまして。僕の好きな美少女ゲームはしばしば桜が出てくるのでもちろん好きな季節です。ただし花粉、テメーはダメだ。

 

ともあれ。

今回はちょっと触れたい話題があったのでひとつお気持ち表明してみようかと思います。

 

まずはこれを読んでください。

 

togetter.com

 

シナリオライター紺野アスタ先生のpostから端を発したお話です。

今日のお題はこちらです。

(どうでもいいですが僕はころげての大ファンです。望月天音のキャラと立ち位置が大好きです。僕としては望月天音が下着をつけるのが嫌いということですらストーリーだと思っています。)

 

ほんよう

 

さて、なにを話すかって話なんですが。

とりあえず。ストーリーの定義がどうかって話は省きます。

これはアスタ先生もおっしゃっているし、僕としては”媒体や価値観の違い”で大体片付いてしまうので。

あと、これから続くのは美少女ゲームを始めとするそれ以外の媒体も含む”恋愛模様が描かれた創作物”に限ります。だってこれしか知らないもん。

 

とにかく。

話したい、というか僕はこう思うって意見ただひとつです。

 

”心情や人間関係の動きと話が動くような所謂ストーリーは鍵と錠みたいなもの。ストーリーという錠が心情という鍵を想起させ、心情が人間関係を動かし、動いた人間関係という鍵がストーリーという錠を開けて動く”

です。

 

アスタ先生のおっしゃる「出来事が起こらないとストーリーが展開したと感じない人が一定数(もしかすると多数派)いて」って言葉自体は仕方ないってか僕自体も賛成っちゃ賛成です。ラブコメでいえば’ささいなイベント’が典型でしょうか。

具体例でいえば”突然転校生がくる”だとか”ベージュの下着の女の子の着替えにばったり出くわす”だとか”兄と義理姉が始めていたが閉めてしまった店の出店依頼の話を聞く”だとか”ひょんなことからメイドが住む館の主になる”だとか。この言葉だけを切り取ればそのとおりだと思います。

 

しかし「人間関係が徐々に変化したり、個人の心情が変化していくような内面のドラマはストーリーとは呼ばない人がいる」ここは個人的に物申したいというかラブコメとしては信じがたいです。まったくもってNot Goodですね。

 

例えば、簡単に言えば”誰かと誰かが付き合う”こと。

これって確かにストーリーですよね。そして人間関係の変化でもある。

(ことラブコメに関しては)これは大きなストーリーと言うか大体のラブコメからしてみればピーク大絶頂であり瞬間最大風速を記録するシーンだと思うんですよ。

まあこれに関してはありふれた話なのでいいんです。

 

問題は”個人の心情の変化ですらストーリーと呼ばない”。ここですここ。

さあみんなノートに書いてマーカーでピーですよほら。テストに出ますよ。

 

むしろラブコメの見せ所ってここだと思うんですよ。

ーーーー例ーーーーー

ひょんなことから着替えシーンにばったりでくわした出会い最悪な男と女

以下省略☆

付き合う

ーーーーーーーーーー

これじゃあなにが面白いんだって話ですよね。

 

ーーーー例ーーーーー

ひょんなことから着替えシーンにばったりでくわした出会い最悪な男と女

真面目な女の子は男に対して冷たい

でも男が誠意を見せたり、嫌ってる態度をとられてるにも関わらず助けられる女の子

なんなの、私のこの気持は何…?

ドギマギしながらも辛く当たるのに、女の子が体調不良に陥っても看病する

なんでこいつはこんな事するの!!

そういう女の子を見てた友達が諭す

もしかして、あの人のこと…。

とどめの二人で頑張るイベント。大成功!

「好きです、付き合ってください」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

ーーーーーーーーーー

 

(自分の好きな要素をこれでもかと詰め込みました)

わざとではありますが、心情と出来事を交互に出してみました。

これ、心情を抜きにして辻褄が合うストーリーと言えるでしょうか。

逆もまた然りだと思います。

 

つまり、内面の変化と外側の変化は多くが連動しているんですよ。

外側の変化が内面の変化を起こすように内面の変化が外側の変化を起こすんですよ。

 

最後に、質問の回答をするなら僕もアスタ先生と一緒で「どっちもストーリー派」です。もっと言うなら「外側の変化と内面の変化の両方が合わさって初めてストーリーが成立する」ですかね。極論はどっちがー、とかじゃないんですよ。

 

 

ほかにも

 

この話の本旨からはずれますが、

 

www.jigowatt121.com

こんな記事を見かけました。

胃が痛い、みたいな話は僕もなるたけ勘弁願いたいのですが…。

しかしながらこの先どうなるかわからない、みたいなのは大好きです。

エロゲオタがエロゲオタである理由のひとつでもあると思います。

 

そんな話がしたいんじゃなくて。

結局、少々極端ではありますがここでいう「トンネルの出口」は「ストーリー」であり、「トンネル」そのものは「内面の動き」なんだと考えました。

 

そうなると「トンネル(=内面の動き)」を通りたくない(興味があまりない)し「トンネルの出口(=ストーリー)」を大事にしたい…という話にもなるのかなあと考えるといろいろ納得がいくなあという話です。

 

 

おつかれさまでした。

 

というわけでわしゃーーーっと書きました。

残念ながらラブコメ、とりわけ美少女ゲームそれもエロゲ位しか造詣があるとしか言えない僕なので見識の狭さは勘弁ですがとりあえずオタクのお気持ちを表明した次第です。

やっぱり内面と外側が変わってこそのストーリーだと考えています。

ただ、ストーリーとしての「強い印象の残し方」とかになると話は変わってくるんでしょうね。

 

↑の話もそうだし実はここから「僕はエロゲに何を求めているんだろう、何が好きなんだろう」などと女子高生がマックで交わしていそうなえーなにそれちょーやべーじゃんマジ卍ィ~な方向に話が逸れていきそうだったのでここまでにしておきます。

 

 それではまたどこかのチャンネルでお会いしましょう。

以上玉泉のすでした。